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病理画像から膵癌を検出するAIモデルの臨床応用に向けた総説を発表

このたび、久留米大学病院 臨床検査部 部長 内藤嘉紀先生と、弊社取締役・AI開発責任者 常木雅之による総説論文「EUS-FNA/B病理検討に対する深層学習モデルの開発」が、医学専門誌『胆と膵』Vol. 46 (4) に掲載されました。(1)

本総説は、2021年に発表された研究(Scientific Reports掲載)で開発された、膵臓腺癌の診断支援AIモデルの病理学的意義と精度に関する最新の知見をまとめたものです。(2)

特に、EUS-FNA/B(超音波内視鏡下穿刺吸引法)検体における深層学習モデルの構築において求められる病理学的背景の整理や、AIの腺癌検出精度の評価など、今後の臨床応用を見据えた内容となっています。

今後の社会実装が期待される中で、本論文はAIと病理診断の融合が臨床現場にもたらす可能性を示す重要な一歩です。
メドメイン株式会社では、引き続き医療現場で活用可能なAIの研究開発を推進してまいります。

(1)「胆と膵 2025年4月号」の詳細については下記リンクをご参照ください。
https://igakutosho.co.jp/collections/magazine-t_s/products/zt_4604

(2)2021年に発表された研究(Scientific Reports掲載)の詳細については下記リンクをご参照ください。
https://www.nature.com/articles/s41598-021-87748-0